どうしたロッキン!Fischer's?
ロッキンに…!
毎年8月に茨城県ひたちなか市で開催される野外ロックフェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」
今年は開催20回目を記念して5日間開催される!(例年は4日間)
そんなアニバーサリーイヤーであるロッキンは5/8(水)19:00に第3弾出演アーティストを発表した。
セカオワ、Perfume、ゴールデンボンバー、モー娘。などなど
やっぱり初日のGRASS STAGE一発目は金爆で始まるのかなぁ
とか
セカオワをフェスに呼べるのはやっぱすげえよなぁって思うわけです。
ステージ演出に凝っているバンドってフェスに呼びにくいですからね・・・
(出てほしくてもフェスでは最大のパフォーマンスを行えないから断られたり)
でもどうなんだろう
各日トリを務めるような大物、20周年だからこそのブッキングがまだ伺えない。
出演アーティストに関わらずチケットを購入するような一定層がいるから本気の発表はまだ後に控えているのかな(今のうちにチケットとっておかないと最後のほうは倍率がえぐそう・・・)
「今年はどの日に行こうかな」とか考えながら改めて日割りを眺めていたら
「8.11 SUN Fischer’s」
え・・・フィッシャーズ・・・?
あのフィッシャーズ・・・?
ロッキンフェスとは何なのか
ROCK IN JAPAN FESTIVALなのだから日本のロックバンドが出演するフェスなのだろう。
ROCK・・・
ロック・・・?
例えば今回発表されたアーティストでいうと
ゆずはロックなのかって言われたこともあったっけ。
ロックを定義付けするのは非常に難しい。
だからこそFischer's、いわゆるYoutuberが出演するとなるとちょっと待てとなる。
でも、ロッキンはいろんな音楽が鳴っているからこそ面白いんだと思う。
ロックバンドとそうではないアーティストが同じ土俵に上がっているからこそ面白い。
日本の音楽が集結している感じが。
アイドル目当てでやってきた人が何気なく見たロックバンドに感動してライブハウスに足を運ぶことがあると思うし、その逆も十分にあり得る。
フェス文化を象徴するフェス飯やフォトスポットなどフェスへの入口が多岐にわたるからこそ多くのロックファン、音楽ファンを形成することができる。
音楽の未来を見据えたロックフェスであることは間違ない。
あるべきフェスの姿
それでも
「ロッキンに出たい熱い思いを持ったロックバンドがほかにいたのでは」と。
毎年フェスに通っているとバンドが上のステージへと駆け上がっていく姿に感動したりする。最初は会場入り口すぐわきにあるWING TENTでライブを行っていたバンドが、何年もかけGRASS STAGEに上り詰めた時なんて涙腺崩壊である。
バンドが大きなステージへ向かって競い合う感じがたまらなく好きだ。
(SiMのMAHが京都大作戦で語ったMCはフェスに出るすべてのバンドの想いを代弁していると思う。)
機材車をメンバーで交代しながら運転し、全国各地のライブハウスを回る。
スカスカだったフロアにだんだんとお客さんが入る。
Zeppクラスのライブハウスでライブできる、そして憧れのフェス。
そんなバンドが鳴らす音は確実にロックだ!
Fischer'sよ、本当にロッキンにでたかったのか?
今回Fischer'sをなぜブッキングしたのかをロッキング・オンが説明するような無粋なことはしなくていい。Fischer'sが考えるロックというものをフェス当日にステージの上で見せてくれればいい。
「お!Youtuberの音楽もいいもんだな!」
となるかもしれないし
「ロッキンには場違いだったな」
となるかもしれない。
音楽は現場で鳴っているわけで、自分の目で耳で確かめるしかないのだ。
だからこそ
出演するからにはステージで見せなければならない。Fischer'sのロックを。
Youtuberである彼らだからこそできるライブを。
そして道を作ってほしい。
バンドがしのぎを削って大きなステージを目指すように、今はまだ認められないYoutube出身のアーティストが昇る階段を提示すべきだ。
ロックフェスという土俵で闘う方法を。